Sinn Diving Instrument

「時計」であることを辞め、
「計器」であることを選ぶ。

1961年、フランクフルト。伝説的な飛行教官でありパイロットであったヘルムート・ジンが抱いた「実用的であることへの執着」が、現在のジンの根底には静かに、しかし力強く流れている。

多くのブランドが装飾の美やステータスを競い合う中で、ジンは一貫してその対極に立ち続けてきた。彼らが自らのプロダクトを「Watch」ではなく「Instrument(計測機器)」と呼ぶのは、単なるマーケティング上の言葉遊びではない。

Sinn Philosophy

独自のテクノロジーは、机上の理論ではなく「現場」からの要請によって生まれる。ダイバーが求める水中での完璧な視認性、パイロットが必要とする急激な気圧変化への耐性、そして特殊部隊が命を預けるための絶対的な堅牢性。ジン社が追求するのは、これら実用レベルでの最高機能である。

Form follows function 機能こそが、形状を決定する。

それは、極限状態において「正確な時刻を読み取る」という単一の機能を、いかなる条件下でも完遂させるという一種の誓いである。独自の工学的な解決策を次々と導入し、既存の時計製造の枠組みを打ち破ってきたジンの歴史。

意図的な装飾をすべて削ぎ落とし、機能だけを追求したプロセスを経て削り出された造形。そこには、作為のない「本物の道具が持つ美」が宿るのだ。

THE HISTORY / 進化の軌跡

1961.

「パイロット」による、実用性の追求。

伝説的な飛行教官でありパイロットのヘルムート・ジンが、フランクフルトで自身の名を冠した会社を設立。当初は航空機のコックピット・クロックやパイロット用クロノグラフの製造を主軸としていた。彼の哲学は明快だった。「無駄な装飾を排し、プロが必要とする機能だけを追求する」。この実戦から学んだ合理主義が、ジンのすべての始まりである。

1994.

「エンジニア」による、技術的飛躍。

元IWC製造部門責任者のローター・シュミットがジンを引き継ぐ。彼は「計測機器」としての性能を工学的に高めるべく、独自のテクノロジー開発に乗り出す。この年、現在のアイコンの一つである「244」モデルが発表され、耐磁性能と耐衝撃性能の新たな基準を確立。ジンは時計メーカーから「テクノロジー企業」へと脱皮を遂げた。

1995 – 2003.

極限への挑戦と、独自技術の誕生。

1995年、Arドライテクノロジーを初搭載した「203.TI.AR」を発表。続いて1997年には液体充填のハイドロ技術を持つ「EZM1」や「UX」シリーズの先駆けを開発する。そして2003年、セラミック同等の硬度を誇るテギメント技術を初披露。これらはすべて、パイロットやダイバーといった「命を懸けるプロフェッショナル」の要請に応えるための解答であった。

PRESENT.

世界中の「プロフェッショナル」と共に。

現在、ジンの時計はドイツ連邦警察特殊部隊(GSG9)や、欧州各地の消防・救急隊員、さらには海洋・航空の研究機関における制式装備品として採用されている。時計という枠を越え、過酷なミッションを完遂するための「信頼できる計器」として。ジンの歴史は、今この瞬間も世界中の現場で刻み続けられている。

なぜ、SINNは「計測機器」と呼ばれるのか?
ツールウォッチの深層技術

Ar

除湿機構 — Arドライテクノロジー

時計内部の湿気による潤滑オイルの劣化は、精度に悪影響を及ぼします。ジンのArドライテクノロジーは、ドライカプセル、EDRパッキン、プロテクトガスの充填という3つの技術要素によりムーブメントをほぼ無水の環境に保ちます。これによりオイルの劣化プロセスと突然の気温低下による風防の曇りを防止し、信頼性の高い精度を保証します。

磁気

驚異の防磁性能 — マグネチック・フィールド

1960年代、従来の防磁時計はインナーケースを使用するため厚くなる難点がありました。ジン社は軟磁性素材のリング、文字盤、裏蓋でムーブメントを囲い磁力線を効率的に遮断。ケースを厚くすることなく、80,000A/mという驚異の防磁性能を実現しました。

テギメント

セラミック以上の耐傷性 — テギメント

コーティングではなく、特殊工程で表面を硬化させ「テギメント(保護層)」を形成。ベース素材よりはるかに高い、セラミックと同等の耐傷性を備えキズを防ぎます。2003年の発表以来、現在はチタン、マット、ポリッシュ等の仕上げを問わず採用されています。

オイル

極限域の精度保証 — ジン特殊オイル

通常の潤滑オイルが精度を失う-25℃でも、ジン特殊オイルは-66℃まで粘性を維持し+228℃まで蒸発しません。これにより-45℃から+80℃の範囲でDIN規格の精度を維持。出荷の際には全品、この温度域での過酷な検品が行われています。

※クォーツ製UXは機能性保証の温度設定が異なります。

EZM 3 S W
Mission: Visualizing the Abyss

EZM 3 S W:
深淵で、光を放つ必然。

氷の深淵、巨大な水圧、あるいは視界ゼロに近い状況下で、絶対的な信頼性が不可欠なプロフェッショナルのために。EZM 3 S Wは、ジンの時計が持つ「計測機器としての真髄」を最も一線を画す形で体現しています。

日米限定100本として待望の白文字盤を採用。黒のテギメントケースとのコントラストは、単なるデザインではなく「生存のための視認性」を追求した結果です。Arドライ、マグネチック・フィールド、特殊オイル。不要なものを削ぎ落とした設計が、過酷な環境下で完璧な時間の計測を保証します。

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U1
U1 Detail U1 Detail
Mission: Submarine Integrity

U1:
潜水艦の外殻を、左腕に。

1,000mの猛威に耐えるために。ジンが採用したのは、ドイツ海軍の最新鋭潜水艦「212クラス」の外殻に使用される特殊鋼、Uボート・スチールでした。海水耐性に優れ、残留磁気を帯びないこの素材は、まさに水中での究極の防御を意味します。

時・分・秒。機能を極限まで絞り込みながら、特殊結合方式の逆回転防止ベゼルが「衝撃による脱落」を物理的に阻止する。日常の傷を拒絶するテギメント加工。これは時計という形をした、最も頑強な「サバイバルツール」なのです。

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556
556 Detail 556 Detail
Mission: The Universal Standard

556:
「引き算」が辿り着いた、究極。

航空機のコックピット・クロック。その「ただ一点を読み取る」ための哲学を、日常へと移植する。556は、時計が持つべき必要最小限の機能に特化した、普遍的な美学を持つモデルです。

しかし、そのミニマルな外見の裏には、ドイツ工業規格(DIN)に基づいた耐磁性と20気圧の防水性が潜んでいます。サファイアクリスタルの風防から覗く艶のあるブラックダイヤル。オンとオフ。日常という名の、最も長いミッションを共にするパートナーとして、これほど理想的な「計器」は他にありません。

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ミッションに応じた、
最適な計器がここにある。

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